【外国為替市場概況】欧州通貨が上昇、投資意欲も維持される
ニューヨーク(ダウ・ジョーンズ)19日の外国為替市場では、欧州通貨は2日連続で、ドルに対して上昇した。米国株式市場がほとんどの取引時間において、前日終値を上回る水準で推移し、一部では根拠がないと指摘される投資意欲の回復がさらに活発化した。
この日発表されたドイツ5月のZEW景気期待指数は急上昇し、欧州最大の経済国であるドイツはおそらく米国よりも速く回復しつつあると投資家が予想したため、欧州通貨は上昇する一方、ドルは下落した。
主要な米国経済指標は、軟調だった。米国4月の住宅着工統計では、集合住宅着工件数の大幅減少が足かせとなり、住宅建設が予想外に減少したことが明らかになった。しかし、米株式市場では、ほとんどの時間帯でこれが材料視されず、引けの数分間で小幅安に転じた。
ダウ工業株30種平均はほとんどの時間で上昇したことから、為替投資家も弱い米住宅関連統計を材料視せずにすみ、投資家は安全逃避通貨のドルを売却し、高金利の欧州通貨を買った。
「日中大半においてかなり堅調だったダウ工業株30種平均の値動きが、経済の先行きを予想しているというのが、いまのところの筋書きだ。悪い材料が繰り返され続け、たとえそれが経済を正確に示したものであっても、最終的には無視されている」とFXソリュージョンズのチーフ市場ストラテジスト、ジョセフ・トレビサーニ氏は語った。
英ポンドは、テクニカルな損失確定の買い戻し注文をいくつか巻き込み、日中には1.55ドルを超え、5カ月ぶりの高値をつけた。ユーロもドルに対し、約1週間ぶりの高値をつけた。
為替市場のリスク心理が改善したことから、ニューヨーク市場では、オーストラリアドルが昨年10月以来の高値0.7784米ドルに達した。新興市場通貨も上昇した。
一方、円はドルに対してほぼ横ばいで推移した。為替動向全般は、欧州通貨の上昇に左右されたため、下落したドルと円は、一方の通貨に対して上値を伸ばせなかったのだと、アナリストらは語った。
UBSの為替アナリストらは、外国為替市場動向を注視するとする18日の日本政府高官の発言について、「日本の介入について懸念するのは時期尚早だと、当社では考える。実際に介入するには、ドルがより明確に下落する必要があるだろう」と述べている。
NY市場終値 19日17時50分 (18日17時50分)
ドル 96円00-01銭 (96円23-24銭)
ユーロ 1.3625-26ドル (1.3553-56ドル)
英ポンド 1.5475-77ドル (1.5333-35ドル)
スイスフラン 1.1095-06フラン (1.1145-47フラン)
ユーロ 130円76-79銭 (130円42-45銭)
豪ドル 74円22-30銭 (73円57-60銭)
英ポンド 148円52-62銭 (147円51-61銭)
カナダドル 83円02-13銭 (82円68-77銭)
NZドル 57円62-72銭 (57円20-27銭)
引用:ダウ・ジョーンズ
2009年05月20日 | トラックバックURL |
カテゴリ: 外国為替取引ニュース
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